2007年9月4日(火)〜15日(土) galerie16
『ひとときの虹』 いろんな思い出は泡の中につめ込まれている、と感じている。 リアルな現実であったはずなのに、薄い泡の膜を通して思い出されるそれらの記憶には、現実味が薄れている。ふとした拍子に泡がはじけ割れたときにだけ、きらきらとしたリアルな輝きを取り戻す。 なにかに反射した光や、映りこんで存在している物をみつけたとき、そんな感覚が思い出される。 楽しくて 寂しくて 心地のよい 存在感のない ひとときの現実。