• 終わりの扉
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2007年11月3日(土)〜12月8日(土)
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『終わりの扉』

たとえば 物語りが終わったあと、そのつづきをつい考えてしまいます。ほんとはずっとつづいているのだ、と。
作品を目の前にしても、同じようにいろんなことを考えます。一見完結しているように感じても、実際はそんなことはなく、勝手に果てしなくつづいていきます。
終わりがあるようでないようで・・・
私がいつも覗き込んでいる、映り込んで存在した世界にも、それと同じような感覚を覚えます。そのとき見えているものしか存在せず、それが全てのように感じるのに、よく見るともっと奥にも映りこみ、さらにうっすらとした存在でひそかにつづいています。
自分だけにしか見えていない世界のように。